【コラム】相手方保険会社の対応に不信感がある場合

 

事務員:交通事故でご相談にいらっしゃる方のなかには、相手方の任意保険の保険会社の担当者の対応に不信感を持たれている方も少なくないと感じます。

 

弁護士:そうですね。

 

事務員:保険会社の担当者の方の話が難しくてよく分からない、こちらの言い分を聞いてくれないと感じるなど、いろいろあると思います。

 

弁護士:ここでは、自動車を運転し、赤信号で停車中、後ろからきた自動車に追突され、首、肩の痛みで整形外科に通院し、3ヶ月間治療を受けたケースを前提に話をします。

    被害者の方に過失がない場合、被害者の方が、相手方の任意保険の担当者の方と直接やりとりをする場合が多いと思います。

 

事務員:交通事故の被害者の方が任意保険に加入している場合でも、被害者の方に過失がない場合には、被害者の方が、相手方の任意保険の保険会社の担当者と直接やりとりをするという話を聞いたことがあります。

 

弁護士:保険会社の担当者の方は、数多くの交通事故の案件を扱っており、一方、交通事故の被害にあう方は、人生で初めての経験であることが多いと思います。

    交通事故の被害にあい、通院などで大きなストレスをかかえるなかで、相手方の任意保険の担当者の方と話をすることは、精神的な負担を感じる方も多いと思います。

 

事務員:そうですね。

    ところで、弁護士さんを依頼をすると、どうなるのですか。

 

弁護士:原則として、弁護士を通じて、相手方の保険会社の担当者の方とやりとりをすることになります。

 

事務員:そうすると、弁護士さんに依頼をすれば、通常、交通事故の被害者の方が相手方の担当者の方と直接やりとりをすることはなくなるのですね。

 

弁護士:そうですね。通常、弁護士に委任後は、ご依頼者の方が相手方の保険会社の担当者の方と直接やりとりをすることはなくなります

 

事務員:ところで、治療中でも弁護士さんを依頼できるのですか。

 

弁護士:一般論として、治療中でも弁護士を依頼できることが通常であると思います。

 

事務員:交通事故では、日頃聞き慣れない専門的な用語がでてくる場合もあると思います。

    自ら選んで依頼した弁護士さんであれば、分からないことも質問しやすいですね。

 

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