60代女性が10級10号・12級14号・14級9号の後遺障害を負った事例
60代女性、主婦の方で、歩行者の方が、横断歩道を横断中に車にはねられた事案です。
被害者の方は、顔面挫創、左上腕骨近位部骨折、右仙骨骨折、両恥坐骨骨折等の傷害を負いました。
後遺障害は、自賠責後遺障害等級別表第二の10級10号(1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの)と12級14号(外貌に醜状を残すもの)、14級9号(局部に神経症状を残すもの)に該当し、併合9級に該当するものでした。
被害者の方に過失はありませんでした。
示談提示前から当事務所が代理人に就任しました。示談交渉中の金額からさらに交渉の結果示談に至ったため、示談額の賠償項目ごとの金額を明示できません。
弁護士費用特約を利用しました。
賠償項目 | 示談交渉前 | 示談交渉後 | 増額分 |
---|---|---|---|
治療費 | 約115万円 | 約115万円 | – |
交通費 | 約4万円 | 約4万円 | – |
診断書料 | 約3000円 | 約3000円 | 約1350万円 |
既払額控除後の金額 | 約74万円 | 約83万円 | – |
眼鏡代、装具代 | 約6万円 | 約6万円 | – |
入院諸雑費 | 約10万円 | 約10万円 | – |
休業損害 | 約72万円 | 約114万円 | – |
傷害慰謝料 | 約168万円 | 約170万円 | – |
後遺症慰謝料 | 約209万円 | 約332万円 | – |
後遺症遺失利益 | 約600万円 | 約625万円 | – |
既払額控除後の金額 | 約1054万円 | 約1245万円 | 約1350万円 |
(コメント)
弁護士介入後、提示がありましたが、交渉の余地があると感じられる金額でした。
交渉を重ね、相当額の増額になったため、示談に至りました。
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弁護士 寺部光敏
愛知県豊橋市出身 名古屋大学法学部を卒業後、弁護士となる。豊橋に根付いた寺部法律事務所の代表弁護士。20年以上の弁護士歴で得た豊富な経験を活かし、交通事故に苦しむ人を一人でも救うため弁護活動を行っている。
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